口にはどんぐりと詩を


どんぐりとの親和性!

てのひらにとてもよくなじむ大きさ、フォルム、質感、
なかよしになるのは他にないといえるほど。

そのうちに、口に運ぶことを覚える。
一度に2粒入れることも。2粒で口いっぱいになる。 
お風呂で口をつぐんでやけに静かだなと思ったら、どんぐりを含んでいた。


ねごとで人は、
起きている時に知っていることばしか言えないんだな。


「めのまどあけろ」
谷川俊太郎、長新太

絵本とは口にするもの。

これまで散々読んできた大方の絵本について、
発声はしにくいな、語呂はわるいなと思っていたけれど、
ところが詩人の絵本ときたら、何度でもうたうように読みたくなる。

感じていたことはそうだったし、
全然何でもよくなくなって、
もう、詩人の書いた詩しか読めません。

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