2018/09/28

私がラッキーガール



なんだかうれしい!

なのはな村の自然卵のパックを開けたら、
うち1個に赤いシールが付いていて、
さらにこのようなお手紙が添えてありました。

この卵を使って、
お昼に米粉のホットケーキを焼きました。

2018/09/14

遠く近く


大切な人たちが遠くへ行ったけれど、そのことは驚くほど応えていない。
私にはもう、距離という概念はないのだとわかった。


その大切さんから電話。
大切さんは「あ、私も距離なくなったと思っていたんだよね」と言った。

「でも、まだ距離があると思っているうちは、寂しいとか思うよね」
という話をした。

最後に大切さんは
「やよひちゃんのところへもまた行くね。
3人でいろんなところに行きたいねって話しているんだよ」
と言った。

彼女は3人編成のチームを得て、
これからはその3人でどこへも移動する、
移動するつもりなんだ、と思ったら、
私は3人のことがとっても大切さんだった。



私たちはいつも近くにある。


2018/09/13

キャラにないキティ


終わるのも好きだよ。
始めるのは好きだけれど、終わるのはまた違った気持ち。
私、終わるのもうれしかった。


たまにはキティの切手なんかもね。
意外性の演出に。


カラーマークはもちろん。

2018/09/11

世界9月

 s

山に登るワークアウトを続ける。

山の入り口で、身体に沿わないカポカポのスーツを着けた植物学者風の男に、
「こんにちは。この辺りはすみれがいっぱい咲いているよ」
と話しかけられる。

なんてきれいな台詞。
ああ、もう、胸をいっぱいにして歩くけれど、
この日はこれだけではなかった。

次に現れたのは、
少女とそのおじいちゃんに当たる頃合いの男だった。
血の繋がりがありそうにもなさそうにも見える、
不思議な距離感の二人だった。

手をひかれて歩きながら、女の子は言う。
「私、名前はふたつしか知っていないの。
ひとつはももじり」。


みんな自由に生きて、好きなきれいなことばを遣う。
見るならうつくしすぎる世界。


9月は新作を出しますね。

2018/08/31

あなたのなつ


うさぎだらけのなつのおハガキ。
ミッフィーもうさぎだよ。


四月からまだそんなに離れていないと思っていたけれど、
春が夏になったんだなぁと思えば、
随分遠くへ来たものね。

そして秋を迎えようとする。

2018/08/30

私の目2


そんなこととはつゆ知らず、
私の体験していた貝がら拾いはこうだった。

家から海は近かった。
子どもだった私に、ある時、鮮烈な体験はやって来た。

いつものように貝がらを拾っていると、
突然、強い思いが訪れた。

私は視力はとてもよわいけれど、
目はとてもいいんだ、って。
この目はうつくしいものを
いっぱい見つけることができるんだ、って。
自信に近い、強い思いだった。

わくわくで胸がいっぱいになった。
どこまでも行けそうだった。

2018/08/29

私の目


「やよひちゃんはどうして、
きれいな貝殻をたくさん見つけられるんだろうって、
子どもの頃思っていた」

とふいに言われた。

そんなふうに思っていたなんて知らなかったよ。
うれしくて不意をつかれて
何も言えなかった。


2018/08/28

フルーツのテーブルクロス




さっちゃんがフルーツを贈ってくれた。
包み紙がかわいかった。

少しずつハンドプレスして、
大切に切ったり貼ったりしている。

この柄のテーブルクロスがほしいな。



しみこちゃんがいるよ。

2018/08/23

ちゃんのことと夜のこと


しみちゃんのことをしみこちゃんと呼ぶのが好き。

ちゃんとちゃん付けして呼ぶのがかわいいなと思って。
女の子のことを。



夜に外へ出掛けることはほとんどなくなった。
夜はおうちで過ごしたいなと思う。

2018/08/22

夜のカーテン


夜にひいた分厚いカーテンの向こうへ、
しみこちゃんが端のほうから入っていって、
右から左へすーっと移動するのを見ていた。

しみこに合わせてカーテンはわずかに揺れた。

左右に数回、行きつ戻りつを楽しんで、
しばらくすると右の端から何喰わぬ顔して出てきた。

全てはしずかにうつくしいままに起こった。