桃のはな



これを見逃して生きるなんて!


マンションの高層階で毎日起こっていることのどこが不自然だと言える?
その部屋で人々が息づくこと、猫たちが季節を感じて移ろっていくこと。


田んぼ沿いの無人販売所でいいお店がある。
おだんごや野菜、
この日はおいものおだんご2パック、大根数本、柑橘数袋、
がほとんど100円で並んでいた。    
陳列物にもわくわくするけれど、販売所の店構えにもびっくり。
料金箱には店舗の窓と同じガラスが切り出してはめこんであり、
縦横の辺も一辺たりとも合っていない。
雰囲気でまとめあげ、かたまりにしている。
販売所自体も、そんな料金箱をそのまま拡大したような構え。
近所ではこの販売所が話の種になっていて、
今日は何が出ていたよとか、あの人の作った何はおいしいねとか。


共感しかできることはないのかもしれなく。


桃のはな。天体の動き。


お返事は要らないと感じて、それ以降書かない。
お手紙にはやりとりが必要な時がある。人生の今必要みたいな。
それが一旦終了したら、今期は果たしたと思ってやめる。
それでまたいつか、いきなり書き始める。


どれだけ自意識過剰に生きてもいいよという赦し!

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