2017/06/30

球体


プラムの球体。


私はあれからずっと十代で、
十代でいるのは私だけだと思っていた。

みんなから十代はとうに過ぎ去ったように見えて、
私はひっそりと同じようでいた。

2017/06/29

プール



クリームソーダのプール。



2017/06/28

こうしてこうなっている


花びらの伸びていく過程を見ている。


とてもおしゃれなおばあさまに、
バッグ、すてきね、
とほめられる。

その内容は明晰で、
ここがこうしてこうしてこうなっていて、
だからすてきだわ、
としっかりとほめるといったふうでうれしいです。

私もね、全部通ってきたのよ、
パッチワークにあみもの、刺繍、云々エトセトラ、
とか指折り言って、
すてきはあなた。

2017/06/26

個人的な話


ねこって本当に、個人的なものね。


ベランダでピクニック。
ねこに習って、寝起きに思い切り伸びをすること。


眠たい時、足元にやって来て、
見上げてひとつ鳴き、もしくは口パクの時もある、
抱き上げてもらってうだうだしながら眠りにつく。


2017/06/22

2017/06/21

2017/06/16

身一つで



もうこれから、これより小さくなることはないのね。
初めての秋が来て、袖のある服を着ているのを初めて見たよ。

九割はいらない!

超スピードで流れていく。味わい尽くしては、解放した。



2017/06/15

永劫



ここでは世界は終わらない。


cleaned!

2017/06/14

イタリーのブレード


こちらもいろいろ入りました。

2017/06/13

ニッポンの着物2

 



いろいろ仕入れました。お楽しみに!

2017/06/12

ニッポンの着物



ピンクポップ!

2017/06/10

どうしていつも


トルコギキョウが好き、ラナンキュラスが好き、芍薬が好き。

はみちゃんのほうを見るといつも目が合う、
という話をしたら、あの人もわかるという。

加えて、三人でいてそれぞれで何をしていても、
ふと顔を上げ、いずれかのほうを見ると、
これもまたどの組み合わせでも同じように目が合う、
という話をしたら、それもわかると言った。


2017/06/09

オカルト/ヒーロー/溶解


オカルト/ヒーロー/溶解/
見えてくることもあるでしょう/

コリアンダー/日記/ピクニックシート/
いきなりの雨/ノンストップ/
ストップはかからない/

きれい/


かぼちゃ/うれしい野菜ナンバーワン/
手紙/エンドレスクリーニング/
終止符は打たれない/

万事わたくしごと/枝豆とアーモンドのギーソテー/
三島の展示/

注文書作る/
ハイユニ/絵がある日はうれしい/

新しい着方/日本の刃物/バイクについて/

ナポリタン/コーラル/
アップルジンジャー/おまけのクッキー/テコ入れ/
ふりかえりなしのなんとかはもう、なんとかだ




2017/06/07

白日の下で


自分で自分は癒せる!


おいしそうなひらがな。
文章で読むほうがおしゃれだし、文字で見るほうがおいしい。


日のある時にしか作らない。
真夜中に作られたものはもうつらい。

2017/06/05

第三の犬/メーキング




























敏腕アシスタントチーム。


内ポケットの内側に、秘密のメッセージ付き。








2017/06/01

壊れたスクラッパー


壁に貼って、すっかり自分のものになったらスクラップブックに入れて、
次をまた、壁に貼る。

日に何度も私たちは、はみちゃん、大きくなったね、と声を掛ける。
壊れた何とかみたいでいいから、何度だって。

2017/05/29

少しも



ねこ以上にねこなんだなとも思うし、また、ちっともねこになれないとも思う。


言葉に意味はない、ちっとも心ではないね。
そう思うからもう、美しい言葉しか吐かないよ。



2017/05/26

2017/05/25

ワァワーオ


はみちゃんが、人語にしてワーオとないていると気付いてから、
私の発する感嘆詞全て、ワーオになってしまった。


みんながはみに会いに来た。はみは震えていた。

人々は、私がはみを抱いているのに気付かないで素通りして、
家中をきょろきょろ探し回った。
ここ、ここ、って言った。
はみはあまりに小さかった。

みんなが、わぁ、はみちゃん初めまして、とか言って、
うれしかったな。


胃はくるみ大で、一回に大さじ一くらいを食べて、
それを一日五回とか。

2017/05/24

ネコに手づくりごはん


やよいちゃんは、あれだね、ねこがきて、よかったね、
ふいに改まって、本当にこのように一語一句区切って言った。


はみたちはずっと手作りごはん。

初めてごはんを差し出す時はドキドキした。
人に差し出すのとは全然違った。生き物が違う。