猫と眠りとキャンディー




まだ浄化でしかない夢から目醒めて、一番に猫を見る。

猫は実相でしかないとある時気付いて、
それからは毎朝目醒めるたびに猫を見て戻される。

猫は幻想じゃない。
猫は幻を見ず、その姿は実相をしか物語っていない。
私はさっきまでの夢との対比で、はっきりとそれを知る。

猫は私が目醒めるのを待っている。
実相の中で。

きっとこんな夢も見ないだろう。
きはぽでさえ、キャンディーの夢など見てはいないんだわ。

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