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SERCH
HYIKA
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DIARY
February 03, 2017
六月の雨
退屈な説法にたまらなくなって、チャペルよろしくお寺を勢いよく飛び出したら、
外は地上の楽園だった。
静かに雨が降っていて、緑は目にも鮮やかで、光の粒が煌めいて、
あぶれた子どもや大人たちがいて、
なんだ、みんなここにいたのね。
六月の雨の日、
中で何が起ころうが語られようが、ここはずっと続くのだと思われた。