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DIARY
July 25, 2016
ソウルツリー
植物園にて数々の南の国の植物を見たあとに、
最後のエンドロールみたいな砦で、
あいついで用意されていた竹林と松林を見た時、
私の中で湧き上がった郷愁は。
あんな気持ちになるなんて、思ってもみなかった。
幼かった私はいつも、竹林を抜けて町へ、
松林を抜けて海へ出た。
私は竹と松とで育ったのだった。
実証として、一緒に行ったあの人は、
竹や松にそういった感情は一切湧かなかったという。
私のだった。
私のソウルツリー。
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